ススメル誕生ストーリー (1)

なぜ、「ススメル®」をやろうと思ったのか。

それは、2014年のある日。

僕は、Amazonのヘビーユーザーですが、Amazonのレコメンドは、いつも「そうじゃないんだよな」と思っていました。

時折、「ウザいな」と思うこともありました。

AmazonはレコメンドのためにAIに莫大な投資をしています。ビッグデータから、個人の好みを分析して、AIが最適だと思った「オススメ」を表示しているはずですが、どうしても心が動きません。

その時、「やっぱり、人は人からオススメされたいよな」と思ったのです。

良く考えれば、それが、とても自然なことです。

友人や知人から「これいいよ!」とススメられた作品は、是非、読んでみたい、観てみたい、と思うものです。

Amazonの評価がどうであれ。

AIが人を超える日、いわゆる「シンギュラリティ」が来ると言われていますが、人間の予測不可能な「人間らしさ」は、絶対に、模倣できない、と僕は思います。

何より、AIには、人生がないのです。

誰かから何かをススメられた時、その時、その人の背後にある人生を垣間見ながら、なぜそれをススメたのかを感じるものです。

しかし、AIには、語るべき人生がありません。

人生がない何者かから、何かをススメられて、心が動くでしょうか。

そんなことは絶対にない、と僕は思います。

だから、人が人にススメる、幸せな仕組みを作れないか、と考えるようになりました。

それが2014年の10月10日でした。もう7年前です。

当時は、どのように仕組みを作れば良いか分かりませんでした。

そのヒントが見つかったのが、2018年の10月25日でした。

投稿者プロフィール

鈴木領一
鈴木領一
本や映画をすすめ合うSNS「ススメル®」の開発者です。

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