ススメル®が挑戦する野望
私個人がFacebookで投稿した内容(2021年2月頃)を、以下に転載します。
ここで語っている「エコーチェンバー現象」「フィルターバブル現象」への抵抗として、ススメル®には、情報の壁を破壊する、という野望があります。
(以下、転載)
マーケティングは分断されていく。
「それ流行っているのか?TVで全然観ないぞ」というのは10年くらい前の話。
今は、若者の同世代間でも、情報が分断され、流行も全く違っている。
正月にうちの子供四人が集まった。20代男性、20代女性、10代男性、10代女性だ。
うちの子供達にインタビューすれば、今、若者の間で何が流行っているかが分かる。
僕は簡単なマーケティング調査がすぐにできる立場にある。
そこで、とある分野で何が流行っているのかを聞いてみたところ、なんと、4人それぞれが全く異なる回答をした。
しかも、それぞれが、相手の流行の内容すら知らないという状況だった。
こんなことは、僕らの世代(アラフィフ)には、あり得なかったことだ。
僕らの世代は、集まれば、20代の頃に流行っていたことで共通の話題ができる。
しかし、今は、同世代が、リアルタイムでも、全く異なる情報を見ていて、しかも完全に分断していることもあるのだ。
これは、SNSが引き起こした分断といえる。
例えばYouTubeでは、好みの情報をAIが選別し、個別にセグメントした情報のみを見せるようにしている。
インスタやツイッター、Facebookも同様だ。
Google検索もそうだ。
これまで検索した履歴から、何を検索結果トップにだすべきかをAIが判断している。
だから、検索する人によって、検索で得られる情報が異なることがある。
これはいわゆる「エコーチェンバー現象」「フィルターバブル現象」といわれるもので、個人個人に情報の壁があり、それぞれの壁の中では似たような情報ばかりが巡り続けるのだ。
したがって、同じ世代であっても、個人個人によって得ている情報に偏りが大きくなり、共通の話題がどんどん消失していっている。
この傾向は、今後、ますます顕著になっていく。
マーケティングが、難しい時代に突入している。
投稿者プロフィール
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本や映画をすすめ合うSNS「ススメル®」の開発者です。
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